やっと唐辛子の収穫だ。
ほとんどの農家はもっと早めに収穫しているはずだが、
これまでの経験で一月か二月に収穫した唐辛子が最も日持ちが良い。
これぐらい時間をかけないと、完熟しないような気がする。
今季は、畑を変えたり、干ばつがあったりしたせいか、
収穫量は昨シーズンの半分以下だと思う。
昨シーズンの唐辛子がまだ手元に残っているくらいだから、
困ることはないはずだが、贈答用に配る分は無いかもしれぬ。
第三弾の一味唐辛子は、粉砕する前に焙煎してみた。
すると、破片がさらに細かくなり、風味も味も変わってきた。
一回目と二回めは、破片の大きさは異なるが、
匂いと味は同じ感じだった。
焙煎した一味は、匂いも全然変わってしまった。
焙煎は消毒にもなるし、なかなか良いかもしれん。
写真の左側が天日干し不十分のまま粉砕したもの。
真ん中が天日干しでカラカラになるまで干したもの。
右側が天日干しの後、焙煎してから粉砕したもの。
最近、家の回りに赤い糞が目立つようになった。
ヒヨドリの糞だ。
軒先に干しておいた唐辛子を食い散らかしていた。
今年はヒヨドリによる畑の被害が多い。
山に餌がないようだ。
白菜とレタスはまぁいいとしても、トウガラシは意外。
運動量の多い小鳥の主食としてどうなのだろう。
ご覧のように、種も皮もほとんど消化していない。
ほとんどそのまま出てきている。
化学反応していないということは、エネルギーも取得していないはず。
他の食べ物はほとんど混ざってないように見える。
ヒヨドリさん、大丈夫か。
そして、なんのつもりか洗面器に糞を落とす。
今までこの洗面器に糞が落ちていたことなどなかった。
やはりカプサイシンのせいでヒリヒリするのかな、肛門が。
唐辛子を粉砕する前に天日で乾燥させるわけだが、
今回は前回よりもより乾燥させてみた。
すると、破片は細かくなるし、色もオレンジ色に近づいた。
写真の左側が前回、右側が今回。
風味は大して変わらないが、今回の方がサラサラしていて、市販されている一味唐辛子のようだ。
ここ天草では、2月になっても唐辛子が収穫出来る。
さすがに良いものは減ってきたが、まだしばらくは採れそうだ。
意外だったのは、1月が収穫の最盛期だったこと。
赤く熟したトウガラシに限れば、1月の収穫物が最も効率が良かったと思う。
暖かい秋頃に収穫したトウガラシは、干している途中で黒くなって腐ったりするものが結構あったが、
寒くなってからはその手の劣化がほとんど無くなった。
それから 1月になってからは、赤く干からびた実が密集していて、
まとめて刈り取れることが多かった。
さて、採れたはいいが、どうやって販売していくのかが次の課題。