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三代目

電柵にソーラーシステムを新設した。

ソーラーシステムを作るのは 4台目だが、

最初の 2台は同じ構造だったので、型式としては 3代目になる。

今回の特徴は「手抜き」。

いかに手間をかけずに作り上げるかが最優先。

いつも見ているはずのホームセンターで売っているプラボックスが、

ソーラーパネルを貼り付けるのにピッタシなことを偶然発見。

ソーラーパネルとプラボックスの蓋は、シリコンで接着しただけ。

工作の時間がかかってない反面、デザインはこれまでで最悪。

既に 20日が経過しているが、唯一の問題点は水が入ること。

プラボックスの蓋の密閉性が悪いため、風が強い時に雨が降ると水が入るらしい。

ボックスの中には充電コントローラーが入っているが、

こいつが水に浸かることは無さそうなので、当面このまま運用。

12W のソーラーパネルに軽トラ用バッテリーの組み合わせだが、

先日満充電になっていたので容量は問題なさそう。

これで、バッテリーを運んで充電するという仕事が一づつ無くなった。

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鉄壁の守り

知らない人がいるかもしれないので、
カライモ(サツマイモ)の栽培方法を簡単に説明しておこう。
昨シーズン採れた芋を畑に埋めておくと、
そこからツル(いもづる)が伸びてきて、
そのツルを適当な長さに切って植えると芋が土の中で育つ。

今年もいつも通り芋を埋めておいたのだが、
ネズミに食われて全滅してしまった。
こんなことは初めてだった。
このままではカライモの栽培は出来ない。

そこで、一枚目の写真のように鉄板と電柵で守ることにした。
正三角形の中に芋を埋めた。
これぞまさに「鉄壁の守り」だと思ったが、甘かった。

まずカラスに突かれた。
そこで、二枚目の写真のように真ん中に筋を張った。

その後、ネズミが下から穴を掘って侵入。
そこで、三枚目の写真のように鉄板の外側に土を盛って、
「穴を掘るより上から越える方が簡単だ、チュチュー」、
とネズミに思わせて、電柵で電撃を加えることにした。
ただ、これだけだと心配なので、
四枚目の写真のネズミ捕獲機を置いた。
竹と紐と針金だけで出来ている。
ネットで見つけたが、これは優れものだ。

数日後、ネズミが2匹捕獲されて、
それ以降ネズミの被害が全くなくなった。
ネズミ捕りの数を増やしても、未だに三匹目は捕まっていない。
イモ荒らしはたったの二匹だけの仕業だったのかもしれない。

そして、五枚目の写真のように芋蔓が育ってきた。
なんとか守りきったわけだ。
ただ、最後の決め手が「竹」なのか「鉄壁」なのかは分からない。

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2年と5カ月

今日、以前電柵に設置したソーラーシステムを交換した。

理由は、崩壊しそうだから。

プラスチックと木の部分がボロボロ。

プラスチックは紫外線、木は水分にやられてしまった。

四本の支柱のうち、二本は根元が腐って折れていた。

痛んでいたプラダンをカバーするために後付けしたシートがパリパリに劣化。

厚みがあるからマシかと思ったが、ポリプロピレンはダメなようだ。

心臓部のソーラーパネルと充電コントローラーは無事。

二年と五ヶ月の間、一度も停電することなく動いてくれたが、

5年くらいは動いてほしかった。

新ソーラーシステムは、直射日光がプラスチック部分に当たる面積をほとんど無くし、

ポリプロピレンの代わりに PET樹脂を使用。

木の支柱は、根元が腐っても倒れないように鉄の棒で支えている。

共通なのは、工作が面倒なこと。

次はもっと簡単に作れるのにしたい。

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100mm/h

7月6日の深夜(7/7、 02:00頃)、苓北の観測点で 100mm/h の雨量を記録。

家の横に小川が出現し、車を出すことも人間が逃げることも出来ない状態。

311 の大地震以来、久々に命の危険を感じた。

幸い、家も車も無事だが、裏山の水源がズタズタに壊れ、

一つの畑に氾濫した川の水が押し寄せて、電柵が倒れてしまった。

引っかかった草から推測するに、水深 20cm 程度まで浸かった様子。

電柵はすぐに直して、里芋は無傷。

他の畑も被害はナシ。

でも、畑に行く通路が崩れて、これまでと異なるルートで畑に行かなければならない。

裏山の水源も元に戻すのは容易ではない。

無理かもしれん。

自然の厳しさを感じる。

僕等のように、先人の遺産を利用していても大変なのだから、

ゼロから始めた人達の苦労は想像を絶する。

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ソーラーパネル

今日、ようやくソーラーパネルを畑に設置し終わった。

設置したのは、最も坂が急な金比羅畑。

ソーラーパネルが 4950円、充電コントローラーが 1400円。

これだけ買い足せば、バッテリーを自宅に持ち運んで充電する任務から開放されるのだ。

電柵を 24時間稼働させると、自動車のバッテリーで約一ヶ月しかもたない。

だから、その都度外して、背負子に乗せて家まで運ぶ。

重さは約 9kg。

10kg という説もある。

坂が急だと結構きつい。

荷物は他にもあるのだ。

体重が 10kg 減った原因の一つだろう。

電柵機本体を設置している畑は 3箇所なので、毎月 3回はやらなければならない。

もし、バッテリが完全に空になると、そのバッテリーはもう復活しないので、サボリは許されない。

電柵メーカーの純正品でもソーラー仕様はあるが、約 4万円もアップする。

というわけで、自作してみたわけだが、防滴構造にするのに苦労した。

自分で考えながら作ると、かなりの時間を浪費する。

金銭的な余裕があるなら、純正品を買ってしまう方が賢明だろう。

工作が好きな人にはお薦めだ。

もしこの太陽電池システムがうまく稼働するなら、

バッテリーを運ぶ重労働と、

バッテリーを充電する手間と、

バッテリーを完全に放電させてパーにするリスクから開放される。

ソーラーパネル

RICOH PX

太陽電池

RICOH PX