タグ別アーカイブ: サツマイモ

鉄壁の守り

知らない人がいるかもしれないので、
カライモ(サツマイモ)の栽培方法を簡単に説明しておこう。
昨シーズン採れた芋を畑に埋めておくと、
そこからツル(いもづる)が伸びてきて、
そのツルを適当な長さに切って植えると芋が土の中で育つ。

今年もいつも通り芋を埋めておいたのだが、
ネズミに食われて全滅してしまった。
こんなことは初めてだった。
このままではカライモの栽培は出来ない。

そこで、一枚目の写真のように鉄板と電柵で守ることにした。
正三角形の中に芋を埋めた。
これぞまさに「鉄壁の守り」だと思ったが、甘かった。

まずカラスに突かれた。
そこで、二枚目の写真のように真ん中に筋を張った。

その後、ネズミが下から穴を掘って侵入。
そこで、三枚目の写真のように鉄板の外側に土を盛って、
「穴を掘るより上から越える方が簡単だ、チュチュー」、
とネズミに思わせて、電柵で電撃を加えることにした。
ただ、これだけだと心配なので、
四枚目の写真のネズミ捕獲機を置いた。
竹と紐と針金だけで出来ている。
ネットで見つけたが、これは優れものだ。

数日後、ネズミが2匹捕獲されて、
それ以降ネズミの被害が全くなくなった。
ネズミ捕りの数を増やしても、未だに三匹目は捕まっていない。
イモ荒らしはたったの二匹だけの仕業だったのかもしれない。

そして、五枚目の写真のように芋蔓が育ってきた。
なんとか守りきったわけだ。
ただ、最後の決め手が「竹」なのか「鉄壁」なのかは分からない。

IMG_9185sIMG_9259sIMG_9295sIMG_0019sIMG_0214s

放置した結果

カライモ(サツマイモ)の収穫が完了した。

今年は、一度も草取りをしなかった。

確か、去年と一昨年は多少はやったと思う。

蔓が伸びる前なら、雑草を取ることは容易だ。

特にこだわりがあって草を取らなかったわけではなく、

今年は雨が多かった影響でカライモの草を取る時間が無かっただけ。

雨の影響で、雑草も勢いがあった。

この収穫時の写真はまだマシ。

夏の頃は、雑草に埋もれてしまうような状態だった。

カライモは結構強い作物で、雑草に絡み付いて、押し倒したりする。

そんな頑張りがあって、ここまでマシになったのだ。

一枚目の写真の右上の方が、まだ蔓を切ってない状態。

一見すると、耕作放棄地のように見えるかもしれない。

で、肝心の芋だが、小ぶりの芋が多い。

やはり、一回くらいは草取りをせんといかんなぁ、

来年はやろうね、と我々は来年の方針を固めた。

IMG_8369s IMG_8382s IMG_8385s

 

カライモ植え付け

地獄の小麦脱穀作業もやっと終わったので、

一昨日からカライモ(サツマイモ)の植え付けを開始。

この辺りでは遅い方だが、苗(芋蔓、イモヅル)が足りないので小麦のせいだけで遅れたわけではない。

苗を早く揃えている人はそれなりのことをやっているわけで、

僕らは自然任せというか、あるいはサボっているだけ。

梅雨が終わる数日前までに植え終わればいいので、まだまだ時間はある。

今季のカライモは、こげら農園始まって以来の大規模になる予定だが、

相変わらず鍬でシコシコやっている。

作業員達からは、ちょっと体がシンドくなってきたとボヤく声も聞こえるが、無視。

IMG_7276s IMG_7282s

 

ムラ

同じように種を蒔いたのに、明らかに育ち具合に差がある。

それがほんの少ししか離れていないのだから、不思議だ。

開墾してから日が浅いせいだろうか。

それともトラクターで耕さないとこうなるのだろうか。

写真は小麦だが、昨年同じところにカライモ(さつまいも)を植えたときも、

その栄え具合は同じだったと思う。

小麦がよく育っているところは、カライモの収量も多かったということだ。

昨シーズンの小麦の育ち具合も、今のムラと似ていたと思う。

だとしたら、土の肥えた領域と痩せた領域が狭い畑の中に斑に存在することになる。

IMG_5667sIMG_5673s

 

広東鍋で焼き芋

昨シーズンはカライモ(サツマイモ)にアルミ箔を巻いて焼き芋を焼いたが、

今季からは広東鍋で焼くことにした。

お陰で、広東鍋というのが中華鍋の一種ということを知ることが出来た。

さて、なぜ広東鍋かというと、必要なことを満たすのに最も安いと考えたから。

まず、材質は鉄。

しかも出来るだけ厚い方がいい。

ある程度密閉出来ること。

オーダーして作れば出来るだろうが、三千円では無理だろう。

今回使った広東鍋は、2個送料込みで三千円。

ヤフオクで、粗悪品の中国製キズ物を購入。

家の台所で使う北京鍋は日本製だが、畑で使うのなら made in china で十分だ。

焼いてみた結果だが、なかなか良い。

アルミ箔と比べて、早く焼けて美味い。

広東鍋だと焼け具合を頻繁に確認できるし、芋をひっくり返すこともできる。

炭のように丸焦げになることもないし、生焼けになることもない。

熾が少なくて済むので、圧倒的に早く焼くことができる。

アルミ箔の場合は、芋を囲む為に大量の熾が必要になる。

熾が少ないと、消火も楽だ。

唯一欠点と言えば、初期投資の三千円。

今回食べたのは、紅乙女(ベニオトメ)という品種の小さいハネ品。

あんまり美味いので、ハネ品として安く売るよりも自分達で食べてしまおうと妻と意見が一致してしまった。

IMG_4784s IMG_4792s