カテゴリー別アーカイブ: 農機具

腰パットくん

今年の夏、酷い腰痛を経験した。

どうもそれまでのとは違う。

最もヒドい時期は、どんな姿勢でもジンジン痛かった。

そんな時は、寝てても、歩いてても、立ってても、座っていても、ズーッと痛かった。

それまでの腰痛は、横になったり、歩くときは痛くなかったはず。

特に痛かった部位は、右足の付け根辺り。

そして、今年大幅に増えた作業といえば、刈払機による草刈り作業。

肩掛け式の刈払い機を使うときは、右の腰の辺りにシャフトとエンジンがある。

なので、腰痛の原因は草刈り作業に間違いない。

そこで、「腰パットくん」なるものを使ってみた。

これで、機械の振動が体に伝わるのを軽減できる。

数カ月経過したが、腰痛は再発しないことから、そこそこの効果はあるようだ。

今回の腰痛に対する対策は次の通り。

(1) 刈払い機と体の間に緩衝材を入れる。

(2) 振動の多い刈払い機は避ける。

(3) 連続で長い時間作業しない。

(4) 安物の両肩掛けベルトは使わない。

腰痛が発生する一週間くらい前に、安物の両肩掛け式のベルトを新調していた。

それまでは、左肩に掛ける片掛けベルトを使っていた。

左肩が痺れるのは、両肩掛けで解消するが、

刈払い機がより体に密着するので、振動も沢山伝わるのだろう。

もし両肩掛けタイプを使うなら、お金をケチらない方がいい。

 

今回のように、どんな姿勢で寝ていても痛みが残ると、本当に辛い。

睡眠も十分に取れない。

そんな苦しさから逃れるなら、水に浸かるのが一番だ。

海に潜ったり、風呂に浸かったりしたが、

地獄から天国に行ったように気持ちが良かった。

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10 台目

3 日前、こげら農園のエンジン付きの農機具がついに 10 台になった。

記念すべき 2桁目の機械はハーベスタ。

デカい、軽トラギリギリ。

フェリーに乗って鹿児島まで渡り、宮崎県で引取り。

専門的に言うと、自走式脱穀機というらしい。

去年の脱穀は大変だった。

日誌を見てみると、脱穀を開始したのは 6月3日。

終わったのは 6月16日だ。

たまたま晴天が続いたのに、これだけかかった。

この間、ずーっと脱穀をしていたわけではない。

一日中脱穀していたのは 4日だけ。

否、4日も。

他の日はいろんな作業の合間にやっていたわけだが、

準備と片付けは毎回するわけで、それだけでも時間が潰れている。

小麦以外の作物の作業が、大幅に遅れてしまった。

今年は収穫量が昨年の 2倍になる見込みなので、

今年はもっと効率化するのは必須。

千歯扱きタイプは効率が悪いのでパス。

次に足踏み脱穀機を考えたが、新品だと 4万円くらいする。

ヤフオクで中古を探してみたが、金属製の新しい中古は滅多に出ず、

値段もそれほど安くない。

木製のは安く出ているが、木が腐っているような骨董品のようなのばかり。

今回買ったハーベスタだが、新品の足踏み脱穀機よりも安かった。

しかも唐箕(とうみ)としての機能(風選)も付いている。

古い機械だが、性能を考えれば激安だろう。

理由は、稲の世界が「バインダー+天日干し+ハーベスタ」から

「コンバイン+乾燥機」へ移行中だから。

常識で考えれば、僕らのような弱小農家がハーベスタのような高価な機械なんて持てるわけがないのだが、

特別な事情のお陰で所有することができた。

整備と修理が気に掛かるところだが、

管理機で鍛えた修理技術でなんとか乗り切りたい。

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ポテトプラウ初陣

芋を収穫するときに使う鋤(すき)、ポテトプラウ。

この辺りで使っているのを見たことはないが、

ヤフオクで出品しているのを見て欲しくなり、落札してしまった。

本来は芋などの収穫時に使うものだが、

今回は畑の凸凹を均すのに活用。

 

この畑は、今年から借りることになった。

広くて車が付けられるという好条件。

縁というのは思わぬお土産を運んでくれる。

枯れた雑草が残っていたので、まず畑の草を刈り、その草を燃やした。

その後、ロータリー付きの管理機で均すことを試みたが、

燃え残った枯れ草がロータリーに絡みついて作業が捗らず。

ポテトプラウの登場となった。

本来の使い方ではないが、初陣は大成功だった。

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7台目と8台目

11月某日、2台のエンジン付き農機具を購入。

テーラーと管理機。

一輪管理機は大活躍中なのだが、

やはり当然のように二輪タイプが欲しくなる。

回りは四輪のトラクターばかりなのだから、

せめて我々にも二輪ぐらいあってもよかじゃなかぁ、と一人で結論に達する。

今のところすぐに使う予定はないのだが、

往復 500km も軽トラを走らせて引き取りに行くのだから、

積めるだけ積んで持って帰った方がお得な気がして 2台となった。

一台は芋堀り、もう一台は平らなところの耕耘に使う予定。

実際に活躍するのは多分来年。

値段は見ての通り、激安。

鉄屑直前。

実際、持って帰ってガソリンを入れたら、

二台揃ってエンジンがかからなくなり、

本物の鉄屑を買ってしまったのではないかと焦ったこともあった。

今は二台ともエンジンがかかるようになったが、

いくつかの不具合があって直した。

30年以上前の機械をお世話するにはそれなりのスキルと努力が必須となる。

今年の8月から11月にかけて、狂ったようにエンジン付きの農機具を購入。

全てヤフオクで中古。

7月までは 動力付きが 2台しかなかったのに、今や 8台。

だから、6台も購入したことになる。

総投資金額は微々たるものだが、8台も動力付きの機械があるのだから、

来年はそれなりの成果を出さねば。

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下山

大活躍の一輪管理機を畑から降ろした。

一輪車だと、かなり険しい道でも通れる。

こいつのお陰で、秋の作付けはそれまでよりもかなり楽になった。

僕らは出来るだけ耕さないようにしているが、

新たに植えるときは浅く耕す。

この作業を今までは鍬でやっていたから大変だった。

当初は、「一年動けばいいや」、と思っていたので、

畑に置きっぱなしにするつもりだったが、

不具合が見つかると放っておけなくなる。

どうせなら出来るだけ長く使っていきたい、と気持ちが変わってしまった。

一輪管理機は、中山間地の畑の救世主かもしれん。

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