今年も播種

今年も小麦の種を蒔いている。

今回は3畝を越えるので、昨シーズンの二倍くらいの収量を見込んでいるが、大した量ではない。

3畝は 3アールなので、僕等のような小農家にとっては、最も面積を使う作物になる。

が、小麦のような作物は、かなりの面積でやらないと売れる量にはならない。

では、なぜやるのかというと、理由はいくつかある。

まず、他に植えるものがないから。

無肥料で栽培すると、そこで育つ作物と育たない作物がある。

そこの土で良く育つ作物を選んで、効率的にやるのが僕等のやり方だ。

冬の間、アブラナ科が育たないような畑だと、栽培できる野菜は限られてしまう。

それから、栽培が楽。

種蒔き後は、麦踏みをしたら、収穫まで何もしないでいい。

三番目の理由は、除草効果。

春の雑草を抑えてくれるので、除草剤的な効果があるのだ。

カライモを植えるまで小麦が植わっているとタイミングが丁度よい。

最後の理由は、趣味。

小麦は保管が楽だし、触っていると気持ちいい。

いざというときの食料にもなる。

ちなみに、今年の春に収穫した小麦はまだ原麦のまま。

製粉して食べてみたいのだが、選別が間に合わなくてそのまま。

次の小麦の収穫までには食べておきたい。

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生姜から玉葱へ

ショウガの収穫とタマネギの定植が同時進行。

偶々時期が重なったということもあるが、タマネギを植える場所がショウガの畝しかないのだ。

写真でタマネギが植わっている畝は、直前までショウガが植わっていたのだ。

タマネギの苗の横には、たった数日で落ち葉がパラパラと畑に舞い降りている。

ショウガがここで良く育つのは、落ち葉のお陰かもしれん。

タマネギは前回も前々回も不調。

味と保存性はいいのだが、サイズが小さめ。

やはり売るには、それなりの寸法が欲しい。

天草では早生種の栽培が盛んなのだが、

味と保存性が良い中生種か晩生種にこだわり、挑戦している。

でも、今回も冴えない結果に終わったら、方針を変えようということになっている。

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広東鍋で焼き芋

昨シーズンはカライモ(サツマイモ)にアルミ箔を巻いて焼き芋を焼いたが、

今季からは広東鍋で焼くことにした。

お陰で、広東鍋というのが中華鍋の一種ということを知ることが出来た。

さて、なぜ広東鍋かというと、必要なことを満たすのに最も安いと考えたから。

まず、材質は鉄。

しかも出来るだけ厚い方がいい。

ある程度密閉出来ること。

オーダーして作れば出来るだろうが、三千円では無理だろう。

今回使った広東鍋は、2個送料込みで三千円。

ヤフオクで、粗悪品の中国製キズ物を購入。

家の台所で使う北京鍋は日本製だが、畑で使うのなら made in china で十分だ。

焼いてみた結果だが、なかなか良い。

アルミ箔と比べて、早く焼けて美味い。

広東鍋だと焼け具合を頻繁に確認できるし、芋をひっくり返すこともできる。

炭のように丸焦げになることもないし、生焼けになることもない。

熾が少なくて済むので、圧倒的に早く焼くことができる。

アルミ箔の場合は、芋を囲む為に大量の熾が必要になる。

熾が少ないと、消火も楽だ。

唯一欠点と言えば、初期投資の三千円。

今回食べたのは、紅乙女(ベニオトメ)という品種の小さいハネ品。

あんまり美味いので、ハネ品として安く売るよりも自分達で食べてしまおうと妻と意見が一致してしまった。

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