カテゴリー別アーカイブ: 農具

ふうせん

今日は雨なので家で作業。

先日作っておいたダンボール製の唐箕(とうみ)を使って小麦の風選作業。

籾(もみ)を分離する作業だ。

脱穀よりは楽だが、これも手間がかかる。

今回作った唐箕の特徴は、12V のバッテリーで駆動すること。

それまでは、扇風機とそれに合わせて作ったダンボール製の唐箕を使っていたが、

AC100V が必須なので、我々の場合雨天時の野外だと適当な場所がない。

それに図体が大きいので、設置するのが面倒だった。

今回のは小型なので、気楽に作業に入れる。

ただ、縦の長さが短いせいか、選別が甘いかもしれん。

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千歯扱き(せんばこき)

小麦の脱穀で苦戦中。

こげら農園始まって以来、最大の収量だったので、

当然脱穀も農園がこれまで経験したことがない量。

キロ数にすれば大したことはないのだが、設備がお粗末。

最初の年は手でモミモミ。

3kg くらいだったので、これでなんとかなった。

2 シーズン目の昨年は、バトミントンラケットで叩くという大発見で大幅に処理能力を上げた。

3 シーズン目の今年は、最初はバトミントンラケットで叩いていたが、

全然進んでいることが実感出来ない。

丸一日作業しても、残りが減っていないように見えた。

そのせいか、やる気を無くしてしまう作業員も出る始末。

仕方あるまい。

そこで、千歯扱きを作ってみた。

歯は四枚しかないが、なかなかよい。

普通は鉄を使うようだが、竹でもなんとか使えそうだ。

バトミントンラケットよりも早い、と思う。

戦意喪失していた作業員約一名の表情も若干明るくなった、

ような気がする。

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カライモを運ぶ

天草では、サツマイモのことをカライモと呼ぶ。

今日、そのカライモの収穫が完了した。

収量はボチボチというところ。

収穫作業は昨年同様重労働だったが、運搬は随分楽になった。

去年は、カライモを満載したコンテナを肩に担いで急な坂を運んだが、

今年は運搬車と一輪車で運んだ。

運搬車は、近所の人からいただいたもの。

前から欲しかったものなので、とてもありがたいことだ。

二段積みすれば、コンテナが 8個も載せられるが、

そんなに沢山載せる必要は今のところない。

一輪車はブレーキ付き。

これは 40kg程度しか運べないが、坂を下るのは快適だ。

あまり見かけないが、コストパフォーマンスは抜群だと思う。

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柄の交換

鎌の柄が壊れたので、交換。

壊れた柄は、刃がグラグラしながらも半年以上酷使に耐えた。

鎌の修理なんぞ経験が無く、

どんな素晴らしい構造になっているのかと思っていたが、

柄が壊れたおかげでその全貌が明らかになった。

交換をするためには、まず柄が必要。

天草の都会、本渡を探し回ったが、一本しか見つからず。

もう少し短い柄の方が、刃の大きさに合うのだが、仕方ない。

次は、釘だ。

鎌の固定に使うような、太くて短い釘はどこにも売ってない。

仕方なく、太さだけ合っている釘をヤスリで切断して、先端を尖らせた。

これは意外と簡単だった。

最後に、鉄の穴にうまく釘を打つのに一苦労。

でもなんとか完成。

ちょっと柄が長いが、ガッチリと刃が固定された鎌の出来上がり。

日本の鎌は、刃が抜け難くて、柄の交換まで考えられた構造になっていて、

シンプルで実によく出来ているなぁ、と感心しきり。

鎌

CANON PowerShot SX40 HS

釘

CANON PowerShot SX40 HS

鎌

CANON PowerShot SX40 HS

 

 

 

 

 

 

 

 

畝立て用鍬

数ヶ月ほど前、畝立て用に鍬を買った。

とても使い易いので、以来畝を立てるときはこればかり使っている。

動力を使わないで畝を立てるのは、結構キツい作業だ。

ここ天草では、畝立てに使う鍬は刃が長くて柄が短くて刃と柄の角度がかなり鋭角である。

30度くらいだろうか。

腰を曲げてグイグイ作業しなければならないので、仕事は早くなるが腰の負担も大きい。

我々のような素人には向かない。

何か良いのはないかと探していたところ、こいつに巡り会った。

この手の鍬は、量産品にはないと思う。

使い易いばかりではなく、畝も綺麗に立てられる。

製作は、赤石冨士夫商店(TEL 0969-23-0801)。

天草の数少ない貴重な鍛冶屋さん。

修理もやっていただけるし、とても助かっている。

畝立て鍬

PENTAX istDL2 + cosina 24mm/F2.8

畝立て鍬

PENTAX istDL2 + cosina 24mm/F2.8