畑を開墾するときには最も鬱陶しい植物である竹だが、
支柱として使うときには非常に役に立つ。
今だと、ウリ科を定植した後のウリハムシ対策として、
ビニール袋を固定するときに沢山の竹を使う。
何もしないと、葉っぱが全て食われてしまうこともある。
一株に 4本の棒が必要だから、100 株なら 400本必要。
1 本が 100円なら 4万円、200円なら 8万円も支払わなければならない。
こんなことにお金を払っていたら、棒の元を取るだけでも大変だ。
一株のカボチャから、綺麗で大きい実は二つ程度しか採れない。
一個が 200円で売れたとして、棒が 1本 100円なら、棒代でほぼ全てが消えてしまう。
棒が 1本 200円なら大赤字だ。
畑の周辺には無尽蔵の竹が生えていて、いくらでも取り放題。
不便と言われている山間地の強みだ。
先日、農作業中に NHK のラジオを聞いていたら、
山田まりやさんが無尽蔵を「むじんぐら」と読んでしまい、
しばらく笑いが止まらなかった。
「むじんぞう」なので、お間違いなく。