生まれて初めて藁葺き(わらぶき)屋根を作った。
ただし、犬小屋。
大吉君の犬小屋。
犬小屋の藁葺き屋根というのは、日本初、いや世界初かもしれん。
当初の計画では屋根全面を藁葺きにするはずだったが、
藁の枯れ草を一本一本取り除くうちに、
これは時間的に無理となり、上部だけとなってしまった。
屋根の木の部分は、杉に亜麻仁油(あまにゆ)を塗った。
藁も亜麻仁油もどの程度防水出来るのか分からない。
4月に大吉が来4月に大吉が来た直後から、
自分達で育てた麦で藁葺きの屋根の完成を目指してきたが、
いつの間にか約 5ヶ月も経ってしまった。
その間、プラダンの屋根で代用。
最近になって、プラダンを固定していたロープを大吉が食いちぎるようになった。
大吉が成長したので、小屋の中に入ると頭が当たるのが不快だったのか、
あるいはプラダンに不満があったのかもしれない。
プラダンもかなり破壊されてしまった。
今度の屋根は天井が高いので、居心地はいいはず。
頭でっかちで不格好に見える犬小屋だが、大吉はそんなことは気にしないに違いない。