カテゴリー別アーカイブ: 不耕起

抜けなくなった

甲州トウモロコシの種蒔きを実施。

そのときにトウモロコシに引っ掛かって身動きの取れない虫を発見。

前足で必死にもがくが、全く動けず。

さすが固さには定評のある甲州トウモロコシだ。

とてもユーモラスで可愛かったので、撮影後に種を割って逃してやった。

収穫物を食い荒らした害虫ではあるが、もう終わったことだ。

トウモロコシの栽培に最も大切なことは、カラス対策。

これをしっかりやらないと、全滅してしまう。

その次のポイントは、極端に痩せている土地ではやらないこと。

全然育たない。

意外なのは、アワノメイガの被害が全くないこと。

これは、黒モチトウモロコシにも共通。

商売としては大苦戦しているが、今年も蒔いてしまった。

未熟なときに収穫して食べるらしいが、タイミングがよく分からず。

完熟品は、固くて食べられず。

粉にする術もない。

一説によればディスプレイ用途があるらしいので、そちらを期待している。

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Z 定植

今年はどうしようか、という話し合いが行われる作物がある。

うまくいかない野菜達だ。

昨年も一昨年もほんの数本しか収穫できなかった、ズッキーニ。

結局、今年も挑戦してみることになった。

なぜやることになったのか、その理由だが、

将来への技術の蓄積の為、だろうか。

作るのも売るのも難しいズッキーニだが、

どんなもんでも無駄は必要だろう。

自分たちの栽培技術の未熟さもあるだろうが、

ズッキーニという植物はこの土地に合っていないのだと思う。

早めに播種をしてハウス育苗。

さらに一部にはマルチという、我々にとっては比較的高額な設備投資も行う予定。

ちなみに、こげら農園とって栽培期間にマルチを使うのは初の試みだ。

これだけやってダメなら、来年は止めかな。

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ムラ

同じように種を蒔いたのに、明らかに育ち具合に差がある。

それがほんの少ししか離れていないのだから、不思議だ。

開墾してから日が浅いせいだろうか。

それともトラクターで耕さないとこうなるのだろうか。

写真は小麦だが、昨年同じところにカライモ(さつまいも)を植えたときも、

その栄え具合は同じだったと思う。

小麦がよく育っているところは、カライモの収量も多かったということだ。

昨シーズンの小麦の育ち具合も、今のムラと似ていたと思う。

だとしたら、土の肥えた領域と痩せた領域が狭い畑の中に斑に存在することになる。

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唐辛子の収穫

やっと唐辛子の収穫だ。

ほとんどの農家はもっと早めに収穫しているはずだが、

これまでの経験で一月か二月に収穫した唐辛子が最も日持ちが良い。

これぐらい時間をかけないと、完熟しないような気がする。

今季は、畑を変えたり、干ばつがあったりしたせいか、

収穫量は昨シーズンの半分以下だと思う。

昨シーズンの唐辛子がまだ手元に残っているくらいだから、

困ることはないはずだが、贈答用に配る分は無いかもしれぬ。

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決明子(けつめいし)

ケツメイシは、エビスグサの種だ。

誰かが以前栽培していたのだろうか、あちこちに自生している。

人間が手を加えなくても生き残れるようだ。

昨秋、ケツメイシが沢山採れたのも自生していた株のお陰。

我々が種を撒いて育てたのは小さい株ばかりだったから、

このエビスグサという奴は少しヒネくれているのかもしれん。

あるいは、畑の違いかもしれんが…

大きく育った株は、バックホーで開墾した畑で大きく育った。

開墾前は、葛(クズ、カズラ)とか竹が地面を被っていた所だった。

こんなに逞しい植物ならさぞ効用もあろうということで、

お茶にして飲んでみた。

ハブ茶だ。

まず、水で洗って、乾かして、鍋で炒って、お湯で煎じた。

初回は、水 1リットルに対してケツメイシを 20g 投じたが、少し濃い。

二回めは、15g にしてみたが、まだ少し濃いかもしれん。

味はまぁまぁ。

味に関しては、妻もボチボチとの評価。

で、効用だが、二日続けて飲んだ時点では、特にナシ。

何の効用を期待しているかは、まぁいいとして、

普段飲んでいるお茶の葉っぱの消費量が減るので、

経済的な効果はある。

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